私共LIXIL住宅研究所は、地球規模の環境全般を視野に入れ、1998年から環境に対する負荷を低減し、資源のさらなる有効活用を推進することを大きな目標としてまいりました。これまで本部事務所内においては電気・紙の使用量削減を中心にした活動を、加盟店活動に関する面では採用メーカーおよび採用資材の環境基準を設け住宅に使われる資材の環境負荷低減を図るとともに木材の全加盟店プレカット化により現場にて発生する廃棄物の削減にも取組んでまいりました。
今後は、これまでの活動をつづけて継続的な環境保全活動を展開すると共に、資材や現場廃棄物といった直接環境にかかわる面だけでなく、本部・加盟店で使われる車のアイドリングストップやエコカーの導入、また、商品開発におけるエコ住宅への推進を図ってまいり、加盟店を通しより良い住環境の提供に貢献し、さらなる環境経営を実践してまいります。
持続可能な社会へ向けて LIXIL住宅研究所のミッションとは?
地球温暖化が深刻な問題となっている現在、私たちは地球に住む一員として、低炭素社会へ移行していくための努力を続けていく必要があります。そのためのステップとして、2020年までにCO2排出量を1990年比で25%削減することが、日本の大きな目標となっています。しかしながら、2008年には1990年比でCO2排出量が約34%増加しています。私たちLIXIL住宅研究所は、家づくりを通じてこうした地球温暖化を含めた「8つの社会問題」を解決し、低炭素社会だけでなく持続可能な社会の実現に貢献していくことこそが、ミッションだと考えます。そして、私たちは家づくりのライフサイクル全般(資材→流通→営業販売→施工→メンテナンス→リサイクル)での、環境対策を進めていきます。
例えば、CO2ゼロエミッションハウスやライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅等の商品開発。生活者の安全を守れるような、耐震・耐久性に優れ、キッズセーフティを考慮した住宅、再生可能エネルギーを活用した次世代型の高性能住宅等の商品開発を進め、市場に広めていくことが重要です。
住生活のトップブランドが結集したLIXILグループの一員として、私たちLIXIL住宅研究所は、環境分野でも常にトップランナーとして走り続けたいと思います。